野蚕糸
野蚕糸
野蚕糸とは
野蚕とは家畜化された蚕(家蚕)以外の糸をつくることができる野生の昆虫の総称です。その野蚕の繭からつくられた絹糸を野蚕糸(ワイルドシルク)といい、織物に使用される品種としては柞蚕(サクサン)・エリ蚕・天蚕などがあります。
柞蚕とは
野蚕糸の中で最も流通量が多く野蚕の代表的な品種です。柞蚕からつくられる褐色で光沢がある糸はタッサーシルクとも呼ばれます。家蚕生糸と違い精練済みの糸もしなやかな柔らかさはなく、やや硬くシャリ感があります。家蚕生糸に比べて抗菌・抗酸化力、紫外線の反射・吸収に優れており、また糸質は太く多孔質で軽いため織物だけでなく、編物にもよく利用される絹糸です。
注意点
未精練の野蚕撚糸は独特のにおいがあります。また精練等の熱処理により縮みがあり、精練しても家蚕糸のように白くはならない(淡いクリーム色)ため淡い色に染色する際はご注意ください。
全14商品
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660円(税込) 〜818d/635m
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1,155円(税込) 〜3,000d/170m
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